信用情報やブラックリストについて

『信用情報』とは、個人の住所・氏名・生年月日、契約内容などのほか、事故情報・異動情報も含むものです。

借金の返済を延滞したり、任意整理や自己破産などの債務整理の手続きを行ったりした場合には、信用情報機関に事故情報・異動情報として登録・記載されます。

信用情報は、お金を借りるときやクレジットカードを作るときに、貸金業者・クレジットカード会社や銀行が、顧客の返済能力などについて判断するにあたって調査・与信・審査のために利用しますが、信用情報の内容として、事故情報・異動情報が登録されていると、一般的には審査が通らず、新たに借金をしたり、クレジットカードを作ることが困難になります。

信用情報機関に事故情報・異動情報が登録されることを、俗に『ブラックリストに載る』とか『ブラックになる』と言ったりします。

実際には、『ブラックリスト』という名のリスト、つまり、『事故情報・異動情報が登録されていてお金を借りたりできない人の情報だけを集めた名簿のようなもの』は存在しません。

また、信用情報を登録している機関は、公的な国の機関ではなく、民間のものです。

事故情報・異動情報が登録されている期間は、新たな借入れはできないと考えたほうがよいと思われます。

一定の登録期間（５〜７年程度）が過ぎると事故情報・異動情報は削除されますが、いつからまた借入れができるようになるのかなど具体的なことについては、借入れの申込をするそれぞれの金融機関（貸金業者・クレジットカード会社や銀行など）の判断・審査によることになります。

『ブラックリスト』というと、なんとなく怖いイメージですが、要するに、新たに借金をしたり、クレジットカードを作ることが困難になるだけですので、必要以上に心配することはありません。

債務整理をしてブラックになっても一生借入れができないわけではありません。

今まで長い間借金を返すために借金をしてきたり、借金に苦しんできた人は、一旦立ち止まって借金をしない生活に戻す・ご自分の収入の範囲内で生活することを考える、いいきっかけになる場合もあるかもしれません。

信用情報は信用情報機関に登録されています。

貸金業者・クレジットカード会社や銀行は、信用情報機関に登録されている顧客の信用情報を融資の判断材料として利用しています。

信用情報を登録している機関として、主に以下のものがあります。

なお、詳しくは、それぞれの信用情報機関のホームページなどをご参照ください。

または、それぞれの信用情報機関まで、直接、お問合せ願います。

信用情報やブラックリストについて、よくある質問をＱ＆Ａにしてみました。